モナコを襲った“二重苦” VAR+ゴールラインテクノロジーでの失点に反響「最も不運」
VARによるハンド判定でPK献上 その後シュートを止めるもラインを割ってゴール判定
フランス1部リーグ・アンで、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)とゴールラインテクノロジーによる“合わせ技”からゴールが生まれた。失点を喫したモナコにとっては、1点をリードした後半アディショナルタイムの痛恨の同点弾となっただけに、海外メディアは「最も不運なペナルティーセーブの一つ」と報じている。
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珍シーンの舞台となったのは、現地時間10日に行われたリーグ第24節のモンペリエ対モナコの一戦だ。
試合は敵地に乗り込んだモナコが、前半14分にポルトガル代表FWジェルソン・マルティンスのゴールで先制。後半21分にモンペリエに同点とされたが、同37分にコロンビア代表FWラダメル・ファルカオが勝ち越しゴールを挙げ、2-1と再びリードを奪った。
残留に向けて、敵地で貴重な勝ち点3獲得に近づいたかと思われたが、後半44分に思わぬ展開が待ち受けていた。モナコはモンペリエに猛攻を食らい、自陣のペナルティーエリア内に上げられた浮き球のパスにポーランド代表DFカミル・グリクが対応。ヘディングシュートを狙った相手選手と交錯する形となった。ビデオ検証により、グリクの振り上げた右足が相手の胸に当たっているとして、ペナルティーエリア内でのファウルの判定でモンペリエにPKが与えられた。
しかし、ドラマはここで終わらない。モンペリエのフランス人FWアンディ・ドゥロールのPKを元クロアチア代表GKダニエル・スバシッチが横っ飛びでセーブ。後方に転がるボールを必死にかき出して失点を回避したかに思われたが、ゴールラインテクノロジーが採用された末にゴールラインを割っていると判定され、モンペリエの得点が認められた。
後半アディショナルタイムに失点し、2-2の引き分けで勝ち点1獲得にとどまったモナコ。暫定18位と依然として残留争いから抜け出せずにいる。英メディア「スポーツ・バイブル」は「ASモナコのダニエル・スバシッチが最も不運なペナルティーセーブの一つを生み出した」と特集。PKシーンの動画を公開するとともに、ファンの声を紹介している。
「モナコにとって災害」
「スバシッチは本当にアンラッキー」
「スバシッチはPKを防いだが、ボールは背後でラインを横切っていた」
審判をサポートする補助システム二つの判定に泣いたモナコにとっては、悔やんでも悔やみきれない試合となった。
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