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香川ショック、バイエルンに1-5の衝撃的大敗 ドルトムントが今季初黒星
元ドルトムントコンビが大活躍
後半、思わぬ惨劇が待っていた。開始早々の1分、バイエルンの攻撃陣がドルトムントを強襲する。再び最終ラインのボアテングが前線にロングボールを送ると、今度はレバンドフスキが抜け出し、古巣相手に今季リーグ戦11点目を挙げた。ドルトムントDF陣はまたも簡単に裏を取られ、GKビュルキもいとも簡単にかわされるなど守備は安定感を欠いた。
流れを引き戻したいドルトムントは後半8分、アシストを記録したカストロに代えてヤヌザイ、香川に代えてロイスを投入。この日の香川はボールに絡むことができないまま無念の途中交代となった。
同13分にはバイエルンがさらに追加点を奪う。右サイドに抜け出したゲッツェからの正確なクロスをレバンドフスキが左足で合わせて4-1。元ドルトムントコンビによる一撃で、バイエルンがリードを3点に広げた。
バイエルンはその後も攻撃の手を緩めない。同20分、左サイドでボールを持ったゲッツェから中央のチアゴへとつないで、ゴール前へ。チアゴのドリブルはDFに阻まれるが、こぼれ球を拾ったゲッツェが右足のシュートを確実に決めて5-1。ゲッツェは古巣相手の得点で、喜ぶそぶりを見せなかったものの、決定的な5点目はドルトムントの心をへし折る痛烈な一撃だった。
同31分にはシャビ・アロンソに代えて20歳のMFキミッヒ、同40分にこの日2得点のミュラーを下げて、19歳のMFコマンを投入する余裕の采配も見せたバイエルン。ドルトムンの反撃を抑え、試合はそのまま5-1で終了した。盤石の強さを見せつけたバイエルンは、これで開幕から無傷の8連勝。勝ち点を24に伸ばし、独走態勢に入った。
一方、今季は開幕から公式戦11連勝を飾ったドルトムントだったが、これで4戦勝ち星から見放されている(3分1敗)。宿敵バイエルンを相手に大量5失点という惨劇で、勝ち点差は7に広がった。敵地での対戦とはいえ、力の差をまざまざと見せつけられる屈辱の敗戦を喫した。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images