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香川ショック、バイエルンに1-5の衝撃的大敗 ドルトムントが今季初黒星
アリアンツ・アレーナの惨劇
ブンデスリーガ第8節に行われた首位攻防戦は、ショッキングな展開となった。ドルトムントは4日、バイエルン・ミュンヘンと敵地アリアンツ・アレーナで対戦し、1-5で大敗を喫した。これが今季初黒星。バイエルンとの勝ち点差も7へと開き、独走を許す展開となった。
ドルトムントは1日、UEFAヨーロッパリーグのPAOKテッサロニキ戦を戦い、中2日という過密日程の中でこの天王山に望んだ。PAOK戦はメンバー外となり休養十分だった日本代表MF香川真司はこの試合も先発メンバーに名を連ね、リーグ戦8試合連続のスタメン出場となった。前節ダルムシュタット戦からは3選手を入れ替え、MFロイス、DFギンター、シュメルツァーが外れ、DFピシュチェク、ベンダー、MFカストロが起用された。
メンバーを入れ替えたドルトムント。トーマス・トゥヘル監督の下、4-3-3システムの左インサイドハーフで起用されることの多い香川も、この日は4-3-1-2のトップ下でプレー。前線で、オーバメヤンが右サイド、ムヒタリアン左サイドでワイドに開き、香川が偽9番のようなポジションを取るシーンも見られるなど、相手に合わせて形を変える流動的なシステムでバイエルンに立ち向かう。
一方のバイエルンは3バックを採用。ここまでブンデスリーガで7試合10得点の元ドルトムントFWレバンドフスキを最前線に置き、ミュラー、ゲッツェ、ドウグラス・コスタなどバラエティー豊かな攻撃陣がゴールを狙う。
互いに相手の出方をうかがっていたのか、序盤は慎重な立ち上がりとなった。前半15分、ドルトムントはムヒタリアンが左サイドを抜け出し、ドリブルでエリア内に侵入。中央に走り込んだ香川をめがけて左足でクロスを上げたが、バイエルンMFチアゴが懸命に戻って決定機を阻んだ。
同26分、先制はリーグ7連勝で首位に立つホームのバイエルンだった。DFボアテングが前線にロングフィードを送ると、これにミュラーが素早い出足で反応。DFラインの裏へ抜け出すと、飛び出したGKビュルキをワンタッチで交わし、体勢を崩しながらも冷静に左足でシュートを流しこんだ。
同34分にはムヒタリアンがPA内でチアゴを倒してPKを献上。このPKをミュラーがゴール右へ冷静に沈めて、バイエルンリードを2点に広げた。
しかし、直後にドルトムントも反撃。同37分、ドルトムントは得意のカウンターを仕掛ける。中央のムヒタリアンから右サイドを駆け上がるカストロへ展開。ボールを受けたカストロはグラウンダーのクロスをファーサイドに送ると、これにオーバメヤンが反応。ゴールネットを揺らして1点差に縮めた。オーバメヤンはこれで開幕から8試合連続弾で、今季自らが打ち立てた開幕からの連続ゴール記録をさらに更新した。このまま1点ビハインドで、前半を折り返した。