レアルFWベイルの未来は? 依然として低い支持率…英メディアが指摘「曇っている」
アトレチコ戦で公式戦100ゴール目をマークするも…周囲からの目は厳しいまま
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルは、現地時間9日のリーガ第23節アトレチコ・マドリードとのダービーマッチで勝負を決定づける3点目をマークした。イングランド1部トットナムからレアルに移籍後、公式戦100ゴール目という節目の数字になったが、英公共放送「BBC」はレアルの将来が「曇っている」との特集を組んだ。
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アトレチコ戦でゴールを決めたとはいえ、ベイルはキックオフからピッチに立っていたわけではない。同局が指摘するように「サンティアゴ・ソラーリ監督のお気に入りである有望株のブラジル代表FWヴィニシウスと、献身性が高いスペイン代表MFルーカス・バスケスの存在によって、ベイルはベンチに追いやられている」のが現状だ。
またスペイン紙「AS」が行ったウェブ上でのアンケートによると、ベイルが度重なる負傷から復帰してもファンの54%がベンチに座ることを希望したという。バスケスが37%、ヴィニシウスが9%にとどまり、なおかつスペイン代表MFマルコ・アセンシオが含まれていないことを踏まえれば、支持率は低い。
周囲の見る目も厳しい。かつてレアルの主力だったプレドラグ・ミヤトビッチ氏がスペインのラジオ局「カデナ・セール」で「彼にとっては最後のチャンスが近づいている。ファンはみんなうんざりしている」と、コンスタントに活躍できないベイルに対して苦言を呈した。
何よりベイルの立場を危うくさせるのは、チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールの存在だろう。今夏の移籍市場での加入が有力視されているアザールを補強したとなれば、さらに厳しい状況に追い込まれる。
英語圏で過ごしてきたベイルは、いまだに語学面での壁にも苦しんでおり、スペイン語でのインタビューは1度だけしか応じたことがないことにも触れている。昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝ではオーバーヘッドシュートのスーパープレーでタイトルを手繰り寄せる活躍を見せたベイルだが、“白い巨人”との別れの時は遠くないのかもしれない。
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