またも世界に轟く中村俊輔の芸術弾 「レジェンドが神々しいFKで得点」
「セルティックのファンは驚きはしない」
横浜F・マリノスの元日本代表MF中村俊輔は、10月3日に行われたJ1セカンドステージ13節の仙台戦で、リーグ通算20点目のFK弾を決め、自らの持つJ1記録を更新した。
その活躍は、またも海を渡って世界に轟いた。英サッカー情報サイト「101 Great Goals」は、仙台の日本代表GK六反勇治との駆け引きを制したこの一撃について、「セルティックのレジェンドが神々しいFKでまたしても得点した」という見出しで紹介している。
中村はスコットランドのセルティック在籍時にFKからゴールを量産。UEFAチャンピオンズリーグという欧州最高峰の舞台でも、マンチェスター・ユナイテッド相手に2本のビューティフルFKを決めて、その名を世界に知らしめた。「彼はスコットランドでこのようなFKをいつも決めていた。セルティックのファンは驚きはしないだろう」と報じられているように、中村の実力は世界でもお墨付きを得ている。
レポートでは「2015年のナカムラは15試合、1000分(J1ファーストステージ3試合48分、セカンドステージ12試合931分)に満たない出場で3得点」と、中村の今季の成績も併せて紹介されている。このゴールで、今季はG大阪の東口順昭、浦和の西川周作、そして仙台の六反と現役日本代表GK3選手をいずれもFKで打ち破る偉業を成し遂げた。
今年で37歳を迎えたが、その正確なキックは色褪せていない。世界中のファンを魅了するレフティーは、その記録をどこまで伸ばしていくのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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