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香川の本拠地デビュー戦、ショップにファン殺到 地元紙「ユニフォーム3000枚買った」
香川フィーバーはピッチ外に波及 コールだけでなく、ユニフォームは3000枚売り上げ
トルコ1部ベジクタシュに移籍したMF香川真司は、現地時間9日のリーグ第21節ブルサスポル戦で後半22分から途中出場し、ホームデビューを飾った。2試合連続ゴールとはならなかったが、トップ下として随所に存在感を発揮。4万人を超える地元サポーターから大きな拍手と歓声が送られたが、トルコメディアも“香川フィーバー”ぶりを伝えている。
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3日のリーグ第20節アンタルヤスポル戦(6-2)で後半36分から途中出場し、3分間で2ゴールを奪う鮮烈デビューを飾った香川は、前節に続いてベンチスタート。前半40分、後半17分に1トップに入ったトルコ代表FWブラク・ユルマズがゴールを挙げ、2-0とリードして迎えた同22分に、オランダ代表MFイェレマイン・レンスとの交代で途中出場した。
本拠地ボーダフォン・パークに駆け付けた4万人超のベジクタシュサポーターから大きな拍手を受けた香川は、本職のトップ下でプレー。後半25分に敵陣でボールを受け、ブルサスポルのセネガル代表MFステファヌ・バジを背負いながらリフティングするように3連続でボールを蹴り上げてコントロール。その1分後には、左サイドで味方からパスを受け、ペナルティーエリア内に侵入して中央に折り返し、惜しいシーンを作った。
さらに、後半38分にもブルサスポルのトルコ代表DFエルトゥールル・エルソイのプレッシャーを鋭いターンで交わす香川らしいプレーも飛び出したが、この日はデビュー戦の倍近い23分間プレーしたなかでシュートは0本。得点に絡めず、試合は2-0のままでベジクタシュが勝利した。
トルコ紙「Fanatik」は、「ファンは香川の出場を望んでいた」と待望のデビューだったことを紹介。「シェノル・ギュネシュ監督がスターを起用すると、黒と白(ベジクタシュのチームから)のファンは“カガワ”チャントを起こした」と伝えるとともに、ピッチ外での“香川フィーバー”についても触れている。
「ベジクタシュファンは試合前にボーダフォン・パークのショップに殺到した。黒と白のフットボール愛好家はカガワのユニフォームを3000枚買った。ベジクタシュのマーケティング担当者は、カガワへの関心のニュースに非常に満足している」
記事によれば、ブルサスポル戦だけで香川のユニフォームは3000枚を売り上げたという。熱狂的で知られるトルコのサッカーファンだが、すっかり日本が誇る稀代のアタッカーの虜のようだ。
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