2戦未勝利のユベントス、アッレグリ監督が3バック採用示唆 キーマンはDFカンセロか

ユベントスのDFカンセロ【写真:Getty Images】
ユベントスのDFカンセロ【写真:Getty Images】

国内無敗が途切れ、直近2試合は1分1敗 カンセロの攻撃力を生かす形を優先か

 イタリア王者ユベントスは、国内の直近2試合で1分1敗と開幕からの国内無敗が途切れて勢いを失っているが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が3バックへの変更を示唆した。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。

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 ユベントスは1月30日のイタリアカップ準々決勝でアタランタに0-3で敗れ、シーズン開幕以来の国内無敗が途切れた。さらに2日のセリエA第22節パルマ戦では3-1とリードしたところから追いつかれる失態で3-3のドローに持ち込まれている。2位ナポリとは1試合未消化ながら勝ち点差8をつけているとはいえ、今後のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントの戦いに不安を残している。

 アッレグリ監督は現地時間10日のリーグ戦第23節サッスオーロ戦の前日会見で、3バック導入の可能性を示唆。これまで右サイドバックを務めてきたポルトガル代表DFジョアン・カンセロの特性があることを話している。

「もし我々が3バックに戻した場合には、カンセロは3バックの前のポジションでプレーできる。クアドラードのようにだ。カンセロは素晴らしい成長を見せているが、ディフェンス面ではさらに成長が必要だ。とはいえ、ボールを持った時には特別な能力を持った選手なのは間違いない」

 カンセロはシーズン前半戦でユベントスの最多クロス数を記録するなど、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ“成功補強”とも評価されてきた。一方で、シーズンが進んで相手チームのスカウティングが進められていくなかで、カンセロが攻撃参加した後のカウンターを狙われている部分がある。

 そうしたなかで、アッレグリ監督は3バックの導入を示唆。アッレグリ監督の前任アントニオ・コンテ監督の時から3バックと4バックを併用してきたユベントスだが、今季は一貫して4バックで戦っていた。

 3バック導入となれば、ロナウド、元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチ、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの誰かをベンチに下げてセンターバックを増やすことになるが、それでもカンセロの攻撃力を生かすほうがチーム全体の利益になるという考えもあるようだ。

 今後、アトレチコ・マドリードとの決戦を迎えるCL決勝トーナメント1回戦では、3バックのユベントスが披露されるかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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