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シント=トロイデンFW木下、出場3分で殊勲の決勝ヒール弾 「点を取るのが僕の強み」
後半40分から途中出場してベルギーデビュー こぼれ球をヒールで決めて勝利に貢献
ベルギー1部シント=トロイデンは現地時間9日、リーグ第25節でワースラント=ベベレンに2-1で勝利した。今冬に加入した24歳の190センチFW木下康介が、試合終了間際に移籍後初得点となる決勝ゴールをマーク。「どんな形であれ点を取る、それが僕の強み」と自信を覗かせた。
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前半18分にホームのシント=トロイデンがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定の末にPKで先制すると、その4分後にはベベレンがPKで追いつく。その後は互いに決定打を欠き、1-1のまま迎えた後半43分だった。
後半40分から途中出場した木下がクロスを競ったルーズボールをヒールシュートで狙うも、相手選手がブロック。しかし、こぼれ球が木下の左足ヒールに当たり、そのままゴールに吸い込まれた。ラッキーな形とはなったが、ピッチに登場してわずか3分、ベルギーデビュー戦で木下が値千金の決勝ゴールをマークした。
今年1月、日本代表DF冨安健洋、MF遠藤航、MF鎌田大地、MF関根貴大、DF小池裕太に次ぐ、“6人目の日本人選手”としてシント=トロイデンに加入した木下。試合後、クラブを通じてコメントを発表し、「緊張はしましたが良い緊張感で入ることができて、ミスしてもどんどん挑戦していくというポジティブな雰囲気で臨めました」と振り返っている。
「セカンドボールがルーズボールになって、何かを起こそうと思って。後ろを向いていたのでかかとで打つしかなかったので、その後のセカンドボールが(自分に)当たったかは気が付かなくて、結果的に当たっていて良かったです。自分の強みは、高さはもちろん、もっと得意なのは裏に出たり、スピードを活かしたり、ハードワークできることだと思っています。何よりどんな形であれ点を取る、それが僕の強みだと思っています」
190センチの侍ストライカーは、力強くさらなるアピールを誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部)