ミラン監督に痛烈に皮肉られた本田 前日練習でチームに意地の合流
無得点の現状がジョークのネタに
だがその後、おもむろに「彼は試合に出る、出る。出たら、キャプテンにする。明日出たらゴールを決める」と、隣に座っていた主将のリカルド・モントリーボのキャプテンマークを触るような素振りでジョークを連発。。ゴールのくだりで会見場は爆笑に包まれるなど、冗談好きで豪快なミハイロビッチ監督の性格が見えたワンシーンと言えた。もっとも、ゴールの話がジョークのネタになってしまうところに、栄光の背番号10を背負いながら、リーグ戦で1年間無得点という本田の苦境が浮き彫りになっている。
「様子を見よう。(私は)彼をまだ見ていない。元気なら合流するし、元気でなければ、この2日間は部屋でテレビを観る」と自宅待機の可能性も示唆していたが、本田はその後に行われた前日練習で復帰した。体力面で問題がなく、出場機会を掴むことができれば、指揮官の痛烈な皮肉を糧に名誉挽回のゴールを決めたいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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