「U-20W杯経由・東京五輪行き」を目指して INACスタンボー華、なでしこJへの挑戦
「『スタンボーなら大丈夫』と思ってもらえるような信頼されるGKになりたい」
スタンボーが12歳だった2011年、日本女子代表はドイツで開催されたW杯で見事に大会初優勝。最後まで諦めずに戦う姿は人々の感動を呼び、「なでしこジャパン」の愛称はサッカーファン以外にも広く知られるようになった。当時は憧れるだけだったフル代表の舞台は、少しずつ現実味を帯び始めている。
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「なでしこジャパンはワールドカップ、オリンピックで1位を狙っているチーム。U-20とはまた違って、世界のトップを目指すのはそれほど簡単じゃないと自分でも分かっています。自分の苦手な分野をもっと見つめ直していかないと、もう一つ上(のレベル)には行けない。私はシュートストップが得意なんですが、左足の精度とハイボールへの対応はまだムラが多いので、そこは今後の課題だと思います」
なでしこチャレンジへの招集は、周囲の反響も大きかったという。応援してくれる人々に恩返しがしたい――。そんな思いも、スタンボーを突き動かす原動力だ。
「今回、親が一番喜んでくれました。『頑張って』とメールをくれたり、気にかけてくれる人、わざわざ会いに来てくれる知り合いもいた。そういう人たちの思いを背負っているなかで、皆さんに良い結果を伝えられるように、『スタンボーなら大丈夫』と思ってもらえるような信頼されるGKになりたいです。オリンピックは自分が小さい頃から夢見ていた舞台。自分の地元である東京で、素晴らしい大会が行われるということは誇りでもある。東京オリンピックの競争にしっかり食い込んでいきたいと思います」
特大のポテンシャルを秘めるスタンボーがその才能を完全開花させた時、きっとなでしこジャパンはもう一段階上のステップにたどり着けるはずだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)