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アジア杯を支えた「JAPANブランド」 モルテンがサッカーボールに込める“モノづくり精神”
世界進出を加速させるモルテンが、ボールメーカーとして目指すもの
モルテンはこれまで、欧州ではバスケットボールやハンドボールのメーカーとして認知されてきた。そのなかで前述したとおり、今季からELの権利を獲得。サッカーにおいても、欧州での存在感を高めようとしている。
ELは欧州サッカーシーンにおいて、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)に比べて大会自体の注目度は低い。だが、出場チーム数や国の数は多く、小さな町クラブが大会に参戦するケースや、マイナーな国の選手が出場するケースもある。マーケティング面を考えれば、ある意味でCL以上に幅広い層の人々に製品を知ってもらう、使ってもらうチャンスが転がっている状況だと言えるかもしれない。
日本発のボールメーカーとしてアジア、欧州、そして世界進出を加速させるなか、モルテンが目指す先はどこにあるのだろうか。
「モルテンブランドのボールを日本代表の選手が蹴ってもらうのは、今回のアジアカップが初めてだったんです。そこはすごく感慨深いものがありましたね」と振り返る内田氏は、自身もプレーヤーとしてボールに親しんだ経験から、このように語ってくれた。
「人間としての成長に寄与したいとの思いがあります。私自身サッカーを通して成長できました。サッカーのみならず、バスケットでもバレーでも、チームスポーツを通じて努力する、仲間と協力し合う、ライバルと競い合うというのは、かけがえのない経験になるはずです。そんな全力を尽くす選手たちの情熱のそばに、モルテンのボールが常にあるというのが、我々にとってはすごく良い風景だなと感じていますし、その情熱を燃やし続けるサポートをしていきたいです」
“ボールは友だち”という人気キャラクターのセリフはあまりにも有名だが、サッカー少年・少女なら誰もが初めて買ってもらったボールには、同じような感情を抱いたことだろう。サッカーが上手くなりたいとの一心で、ボールを蹴ることに夢中になった日々――そこには選手それぞれのさまざまな思いやストーリーがある。
モルテンはボールメーカーとして、そんな日本のサッカー少年・少女の夢を支え、成長を見守ってきた。ボールに刻まれたブランドロゴを見て、どことなく懐かしさや安心感を覚える選手も少なくないはずだ。
「ストレスなくプレーできること自体が、私たちにとって最高の評価です」(椙浦氏)
高い品質が世界で認められ、アジアや世界のさまざまな大会でモルテンのボールが使われていく。それはきっと、日本を飛び出し世界トップレベルの舞台を目指す選手にとっても、大きな後押しになるのは間違いない。
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(FOOTBALL ZONE編集部・谷沢直也 / Naoya Tanizawa)