「僕に40、50点取ってほしいみたいだけど…」 アザールが“スター”の美学に持論
英紙で自身の役割に言及 「僕は全くセルフィッシュではない」
チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールは今季プレミアリーグで12得点をマークし、キャリアハイである2016-17シーズンの16得点に迫る勢いでゴールを重ねている。マウリツィオ・サッリ監督やジョゼ・モウリーニョ元監督などから、より多くのゴールを求められてきたというが、本人はアシストも含めたトータルでのチームへの献身を心がけているとの持論を展開している。
英紙「ザ・タイムズ」のインタビューに応じたアザールは、今季からチームを率いるサッリ監督の哲学に感銘を受けているという。
「彼はオールド・マンだが、彼のやり方は僕が考えるフットボールと同じものだ。僕らがボールを持っている時には、自由が与えられている。それは僕だけではなく、ストライカーにも、右サイドのウィリアンやペドロ(・ロドリゲス)も同じで、より多くの動きが求められるんだ」
ポゼッション志向のサッリ監督のサッカーは、モウリーニョ元監督やアントニオ・コンテ前監督の時とは異なるスタイルだが、アザールにとっては好印象で、好ましいスタイルの一つだと言及している。「まだ彼のコンセプトを学んでいるところ」とした一方で、サッリスタイルでのプレーに充実感も抱いているようだ。
そうしたなかで、自身が担う役割については、監督たちから求められるものと考えが異なる部分もあるという。アザールはこのようにも語っている。
「僕は全くセルフィッシュ(自己中心的)ではない。そうなれば世界最高の選手になるうえでの欠点になってしまうかもしれない。モウリーニョやコンテ、今のサッリと監督たちは僕にシーズン40、50点取ってほしいと思っているみたいだけど、それは僕にできるだろうか? 確信はない。おそらく彼らは僕ならできると考えているようだけど、僕は自分自身のことをよく知っている。僕にできるとは思っていない。もちろん、トライはするけどね」
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