名門フラメンゴに悲劇、火災で育成選手10人が犠牲 ペレ氏も哀悼の意「とても悲しい日」

ブラジル屈指の名門クラブ、フラメンゴで悲劇が起きた【写真:Getty Images】
ブラジル屈指の名門クラブ、フラメンゴで悲劇が起きた【写真:Getty Images】

ジーコ氏らを輩出したブラジルの名門、ネイマールも哀悼の意を表す

 鹿島アントラーズのテクニカルディレクターを務めるジーコ氏らを輩出したブラジル屈指の名門クラブ、フラメンゴで悲劇が起きた。現地時間8日に育成組織の住居で火災が発生し、所属選手10人が犠牲になったと英公共放送「BBC」が報じている。

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 地元メディアの報道によれば、火災は取り壊される予定だった住居の中心部で、老朽化が激しい部分から発生した模様だという。避難したU-17のフェリペ・カルドーソという選手は、「エアコンに火がついたので走った。僕自身、生きていることを神に感謝するほかない」と証言している。

 同クラブ会長のロドリフォ・ランディム氏は「クラブ123年間の歴史の中で、間違いなく最悪の悲劇を経験した。今、最も重要なことは、我々が家族の苦痛や悲しみを最小限にすることだ」と述べている。

 哀悼の意はブラジルを代表する選手たちからも届いている。“サッカーの王様”として知られるペレ氏は「若者が夢を追い求める場所」とフラメンゴの下部組織を表現したうえで、「ブラジルのサッカー界にとって、とても悲しい日だ」とツイート。またサントス出身でパリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールも、インスタグラム上で「僕の感情だ」とフラメンゴのクラブロゴとともに哀悼の意を示している。

 ジーコ氏らが巣立ったフラメンゴにとって、育成年代のアカデミーが築き上げた伝統はクラブのアイデンティティーの1つだ。「我々は“我が家”からスタープレーヤーを生み出す」というモットーのもとで数多くの名選手を送り出し、ブラジルサッカー界にとってなくてはならない存在だが、この悲劇によって受けたダメージと悲しみは計り知れない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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