夏の移籍市場で“ノースロンドンダービー”勃発!? 独代表“万能DF”に宿敵同士が熱視線
アーセナルとトットナムがボルシアMGのギンターを調査と英メディア報道
プレミアリーグのアーセナルとトットナムは、ともに北ロンドンに本拠地を置き、激しいライバル関係にある。両クラブの対戦は“ノースロンドンダービー”と呼ばれ、イングランドでも屈指の盛り上がりを見せる。そんな両クラブがドイツ代表DFマティアス・ギンターを巡り、ピッチ外で激しい攻防を繰り広げることになるかもしれない。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
今回、アーセナルとトットナムが獲得に興味を示したギンターは、ドイツ代表として23試合に出場。2014年から17年までドルトムントに所属し、MF香川真司(ベジクタシュ)とも共闘した。センターバック、サイドバック、さらには守備的MFでもプレー可能で、トットナムはギンターがドルトムントに所属していた17年当時から調査を進めていたという。
来季に向けてセンターバックの獲得を目指す両クラブだが、より補強が必要なのは、アーセナルだろう。第25節終了現在、36失点を喫しており、これは上位6チームで最も多い失点数だ。ドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィのように、チームにフィットできない選手や負傷者も多く抱えている。現在、ウナイ・エメリ監督はサイドを本職とするスペイン代表DFナチョ・モンレアル、スイス代表DFシュテファン・リヒトシュタイナー、スイス代表MFグラニト・ジャカらをセンターバックにコンバートして、急場をしのいでいる状況だ。
そんなライバルに対して、トットナムはDFトビー・アルデルヴァイレルト、DFヤン・フェルトンゲンのベルギー代表コンビと契約を1年延長した。これにより両者は20年まではチームにいることになるが、後者に関しては2500万ポンド(約36億円)の契約解除条項が盛り込まれている。そのため、他クラブからオファーが届けば、引き留められない状況にある。そうした不安を払拭するためにも、ギンターは欲しい人材だという。
躍進するリバプールは、昨冬に獲得したオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクの活躍が大きく、プレミアリーグでは改めてセンターバックの重要性が見直されている。4カ月後の夏の移籍市場で、ギンターは北ロンドンのどちらかのクラブに移籍することになるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)