バイエルンで不遇のハメス 確執も噂されるコバチ監督とは「普通の関係」を強調
思うように出場機会を得られないコロンビア代表MF、今夏の去就は不透明
来季の去就が不透明となっているコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、契約について焦りはないとの見解を示し、今はバイエルンのことに集中していると語った。ドイツメディア「sport.de」が報じている。
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2017年に2年間の期限付き移籍でレアル・マドリードからバイエルンに加入したハメス。バイエルンが今夏に買い取りオプションを行使し、4200万ユーロ(約52億4000万円)の移籍金を支払えば完全移籍となる。しかし、期限まで半年を切った現在でもバイエルン側に動きはなく、ハメスがレアルに復帰するのかバイエルンに残留するのか、依然として不透明だ。
しかし、ハメスはドイツ紙「ビルト」のインタビューに対し「期限までまだ4カ月ある」と、まだ時間はあるとの見解を示した。「僕はレアルの選手で、バイエルンにレンタルされている。だから今はバイエルンに関することだけを考えている。僕はここにいて、このクラブのために全力を尽くす」と、現所属先でのプレーに集中していると述べている。
移籍初年度は先発起用が多く主力として活躍したハメスだが、ニコ・コバチ監督が就任した今季は途中出場が多く、思うように活躍できていない。今季国内リーグでは先発出場6試合にとどまっており、本人も決して満足ではないだろう。
しかしハメスは「それは監督の決めることだから。僕は落ち着いて、しっかり練習しなくてはならない。そして出番が来たら、いいプレーをしなくてはね」と語る。また、一時は確執の噂も伝えられたコバチ監督との関係については「僕らは二人ともプロフェッショナルだ。選手と監督の普通の関係だよ」と、何も問題はないと述べた。
左膝の負傷から復帰した後、国内リーグ2試合で合計27分の出場にとどまっていたハメスだが、現地時間2日のレバークーゼン戦(1-3)では先発し、後半32分までプレー。6日に行われたヘルタ・ベルリンとのDFBポカール(3-2)でも先発すると、ドイツ代表MFセルジュ・ニャブリのゴールをアシストし、延長後半14分までプレーした。
バイエルンはこの後、シャルケ、アウクスブルクと対戦し、19日にはUEFAチャンピオンズリーグでリバプールと顔を合わせる。厳しい日程のなか、ハメスはこのままスタメンに残れるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)