CL&ELから「アウェーゴール・ルール」が消滅!? UEFAが変更を検討と伊紙報道

現在導入されているCLとELのアウェイゴール制度を見直しか【写真:Getty Images】
現在導入されているCLとELのアウェイゴール制度を見直しか【写真:Getty Images】

定着していたルールも…「ただの不公平なルールになっている」との声

 欧州のサッカー界は、2戦合計方式のトーナメント戦で定着していた「アウェーゴール・ルール」の解消に向けて動いているようだ。イタリア紙「ラ・スタンパ」が報じている。

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 同紙では今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメントから、UEFA(欧州サッカー連盟)が頑なに拒否していたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が採用されることが決まったのが、さまざまなルール変更に向けた突破口を開いたとしている。そして次なる変更の目玉が、このアウェーゴール・ルールの消滅だ。

 記事ではUEFAの会合に参加した、かつてイタリアの名門ローマやユベントスでのプレー経験を持つポーランドサッカー協会のズビグニェフ・ボニエク会長のコメントとして、このルールが現代サッカーにそぐわないものになっているとしている。

「このルールは、国や地域によって違うボールでプレーされていた時、ピッチのサイズも違った時、それによってピッチ上のどこでプレーしているのか混乱してしまうようなことがあった時代には価値があった。しかし、今は時代が違う。ただの不公平なルールになっている」

 過去にはボールはホームチームが用意し、ピッチサイズも競技規則の範囲内でバラバラということがあったのは事実だ。しかし、今やスポーツメーカーとの契約で大会での使用球は統一され、国際試合には105メートル×68メートルのピッチが使用される。確かに、そうした過去のホーム側が有利であるという事情は薄れ、単純に移動の少ない本拠地でプレーしてサポーターの声援をより受けられることくらいのアドバンテージに変わってきている。

 果たして、伝統のホーム&アウェー方式のドラマを生み出してきたアウェーゴールの存在はなくなるのか。今後の動向に注目したいところだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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