美しい放物線を描きゴール右隅へ

　横浜F・マリノスの元日本代表MF中村俊輔が、10月3日に行われたJ1仙台戦の後半32分に直接FKを決めた。これで直接FKでのJ1通算得点を20とし、自身が持つ記録を更新した。
　
　2-1と1点リードの横浜FMは、FWアデミウソンが果敢にドリブルを仕掛け、ゴール正面やや右20メートルの位置でFKをゲット。ボールをセットした中村は、元同僚の仙台GK六反勇治の動きをよく見て、美しい放物線を描くシュートをゴール右隅に決めた。

「チーム全体で決めたFK。（相手GKは）たぶん、ファーを予想していたと思いますが、うちが何回も前のほうでファウルをもらえていたのが大きかった」
　
　これで2ndステージ第3節のG大阪戦でGK東口順昭から、同第9節の浦和戦でGK西川周作から決めたのに続き、直接FKから今季3点目。1日に発表されたワールドカップアジア2次予選に向けた日本代表メンバーの3人全員からFKを決める快挙を達成した。

　中村は後半42分までプレーし、DF栗原勇蔵との交代でピッチを後に。試合は横浜FMが3-1で仙台を下した。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images