元オランダ代表ドレンテ、エバートン時代を反省 モイーズ監督への“逆ギレ”を後悔

ドレンテは、エバートン時代にモイーズ氏との衝突を繰り返していたことを告白した【写真:Getty Images】
ドレンテは、エバートン時代にモイーズ氏との衝突を繰り返していたことを告白した【写真:Getty Images】

ホープとして期待されたドレンテ「お前こそ消え失せろ!」 当時の暴言を反省

 かつてレアル・マドリードなどでプレーしていた元オランダ代表MFのロイストン・ドレンテは、2017年に現役引退を表明した。その後のセカンドキャリアとして、“ラッパー”に転身したことで話題になっていた。しかし、翌年の7月にオランダ2部スパルタ・ロッテルダムにまさかの現役復帰。そんなドレンテが英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」のインタビューに応じ、エバートン時代の後悔を語っている。

 フェイエノールトで頭角を現したドレッドヘアーが特徴のドレンテは、その類稀なスピードと運動量といったフィジカルを前面に打ち出すプレースタイルで、オランダでは年代別代表に名を連ね続けた。その潜在能力を買ったのはレアルで、2007年に若干20歳にして1400万ユーロ(現在のレートで約17億6000万円)の移籍金で加入。直後のスペイン・スーパーカップ第2戦セビージャ戦(3-5)では、飛び込んできた相手をかわし、ゴールまで約30メートルの位置からスーパーミドルを叩き込む芸当を見せつけた。

 その後、2010年に当時スペイン1部だったエルクレスへのレンタル移籍を経てマドリードに戻るも、戦力外扱いをされ2011年7月に再びエルクレスへレンタルされていた。その翌月にエバートンへ期限付き移籍が決定し、シーズン途中からプレミアリーグ参戦を果たすことになる。その時エバートンを指揮していたのがデイビッド・モイーズ氏だった。ドレンテは9月にプレミアリーグデビューを果たし、その後のリーグ戦10試合で2得点5アシストを記録。ドレンテ自身も「エルクレスでの最初の1カ月と、エバートンはキャリア最高の期間だった」と振り返っている。

 そんなドレンテだったが、時間にはルーズでモイーズ氏との衝突を繰り返していた。それが表に出たのが、ウェンブリースタジアムで行われたFAカップ準決勝リバプールとのマージーサイド・ダービー(1-2)を前にした、チームミーティングで遅刻をした時だった。モイーズ氏の怒りを買ったドレンテは関係改善を望み、モイーズ氏のもとを訪れたという。

「静かに部屋に入り座っていたほうが良かったのもしれないが、私は部屋の外で待っていた。それで部屋に入っていったら、モイーズが私に『消え失せろ』と言った。それを受け入れれば良かったのだろうけど、私は監督に『それはどういう意味だ? お前こそ消え失せろ!』と言い返して逆ギレしてしまった。そして、私はオランダに行き、戻ることはなかった」

 当時を振り返ったドレンテは現在では反省し、「でも、もっとモイーズに合わせておけば、何か恩恵を受けることができたと思う。最初は彼の下でプレーさせてもらえていたんだから」と、当時の自身の対応を今でも後悔しているようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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