マンUサンチェスに評論家2人が苦言 「チェルシー時代のトーレスを見るようなもの」

マンチェスター・ユナイテッドFWサンチェス【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドFWサンチェス【写真:Getty Images】

ユナイテッドOBはチリ代表FWの現状分析「爆発力とスピードを失ったように見える」

 チリ代表FWアレクシス・サンチェスは2018年1月にマンチェスター・ユナイテッドへ加入したが、負傷などもあり今季も不振が続いている。リバプールのレジェンドで元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、J1サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスのチェルシー時代を思い出すと語った。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が伝えている。

 サンチェスはアーセナルからユナイテッドへ移籍し、クラブ伝統のエースナンバーである「7」を継承した。昨季加入後の成績は、公式戦18試合で3得点。今季は17試合に出場して2得点という成績で、負傷欠場という理由があったとしても、フルタイムでの出場はわずか1試合しかない。その状況を打破するため、冬の移籍市場でユナイテッドから去るという噂も上がっていたほどだった。

 キャラガー氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」で、サンチェスの現状は当時プレミア最高額の移籍金5000万ポンド(約72億円)でチェルシーに加入した時のトーレスに見えると語っている。

「マンチェスター・ユナイテッドのユニフォームを着ているサンチェスを見るのは、チェルシーのユニフォームを着ているフェルナンド・トーレスを見るようなものだ」

 チェルシー時代のトーレスは、3年半の在籍期間で公式戦172試合45得点。移籍金や年俸の高さと比例した活躍ができなかった。そのように大きな期待を裏切ったトーレスを引き合いに出し、キャラガーはサンチェスの現状に苦言を呈した。

 また、ユナイテッドOBの元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏は、昨年12月にサンチェスが30歳を迎えたことを指摘。「彼は少し爆発力とスピードを失ったように見える。もしそうだとしたら、彼は試合に適応できるのだろうか?」とフィジカルに衰えがあり、これまでのようにプレーできていないとの見解を示している。

 OB評論家はサンチェスに対して辛辣な批評を展開しているが、負傷から癒えたサンチェスは好調なチームとともに自身も波に乗れるのだろうか。終盤戦の見どころとなる。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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