エース不在でマンUと対戦に…ムバッペ「複雑」、ブッフォン「少しの運も必要」

　パリ・サンジェルマン（PSG）は現地時間12日、UEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。エースのブラジル代表FWネイマールが右足の負傷で第1戦、第2戦ともに欠場が決まっているなか、英紙「マンチェスター・イブニングニュース」によると、PSGの元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは、エース不在でCLの試合を戦うのは「危機」と話しているという。

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　2017年夏にバルセロナからフットボール史上最高額の移籍金（約279億円）で加入したネイマールは、エースとして絶対的な存在感を見せてきたが、1月23日のクープ・ドゥ・フランス（フランス杯）ラウンド32・ストラスブール戦で、立て続けにファウルを受けて負傷交代。診断の結果、右足の第5中足骨骨折で10週間の離脱となる見込みだと発表された。

　PSGのフランス代表FWキリアン・ムバッペは、リヨンに1-2で敗れたリーグ・アン第23節の試合後に「チャンピオンズリーグの心配はしていない」と述べ、ネイマール不在で挑むユナイテッド戦に関しても、「複雑だが、受け入れなければならない。昨季も彼は怪我をしていた。その時と同じ過ちをしないようにしたい。そうでなければ、僕たちは何も学ばなかったということになってしまう」と、意気込みを語っていた。

　プロキャリア24年目のブッフォンは、これまでまだ一度もCLのタイトルを手にしたことがない。今季が最後の挑戦となる可能性もあるなか、エース不在に危機感を募らせている。

「毎年、今年こそは優勝の年と思うんだ。だけど、CL制覇を目指し始めてから24年目を迎えてしまった。ものすごく難しいことで、少しの運も必要だ。ネイ（ネイマール）が負傷していて、今しばらくはチームにとって特別な時になる。ネイはチームにとって非常に重要な選手で、彼はここ3カ月間でチームに信じ難いくらいのものをもたらしてくれた。彼の不在は我々にとっては危機なんだ」

　ユナイテッドはオレ・グンナー・スールシャール暫定監督が就任以降、現在9勝1分でいまだに負けなしと好調を維持している。ブッフォンは、調子の良い相手に勝つには“運頼み”になるかもしれないと考えているようだ。

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