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FA会長がチェルシーのカルネイロ医師を擁護 「モウリーニョは謝罪すべきだ」
物議を醸した騒動に言及
イングランドサッカー協会(FA)のグレッグ・ダイク会長が、チームドクターに対する性差別発言疑惑など一連のパワハラ行動で物議を醸したチェルシーのジョセ・モウリーニョ監督を「明らかな判断ミス」と批判している。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
美人女医として、敏腕ドクターとしてチェルシーサポーターから絶大な人気を博していたエバ・カルネイロ医師はチームの退団を決断した。
8月8日のスウォンジー戦終盤にベルギー代表MFエデン・アザールが、タックルを受けてピッチ上で昏倒(こんとう)している際に事件は起きた。アザールから要請を受けた主審がカルネイロ医師とトレーナーのピッチ内での治療を求めて2人は医療行為に従事した。すでに数的不利だったチェルシーは、治療中にさらに一人を欠く事態に陥った。これにモウリーニョ監督が激怒。ポルトガル語で放送禁止用語を言い放ち、テレビインタビューでも公に批判を展開した。そして、医師のトップチームでの活動を禁止した。
FAはこうした一連のパワハラ行為でモウリーニョ監督に対するペナルティーを課さない結論を発表して大きな批判を浴びた。だが、ダイク会長はこのたび声明を発表し、明確にモウリーニョ監督の過失と認めた。
「個人的には、モウリーニョ氏が今回の騒動でよく登場しているが、試合中に熱くなった彼は明確にミスを犯した。そして、ミスを犯したことを認め、謝罪するべきだった」
イングランドではチェルシーの不調と重なり、モウリーニョ監督に対する批判の声はやむ気配がない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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