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香川は「日本から襲来した黒き鷲」 ベジクタシュ公式絶賛「貴重な資産になると証明」
トルコデビューから3分間で初得点含む2発「ここにいられて幸せ、かつ誇りに思う」
ドルトムントからベジクタシュに新天地を求めたMF香川真司が、デビュー戦で自らの実力が錆びついていないことを証明した。現地時間3日に行われたトルコリーグ第20節アンタルヤスボル戦に後半途中から出場すると、わずか3分間で2ゴールを挙げ、6-2の大勝に貢献した。これに沸き立っているのはクラブ公式サイトだ。
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香川がピッチに送り出されたのは、4-1とベジクタシュがリードを奪った後半36分のこと。その直後に敵陣やや左サイドでボールを受けると、香川らしいステップワークで正対したマーカーを揺さぶり、シュートを放つ。ニアサイドを狙った一撃は完全に相手GKのタイミングを外してゴールに突き刺さり、いきなり移籍後初ゴールを決めた。
香川の勢いはこれにとどまらない。後半39分、ゴール正面約25メートルの位置で直接FKを得ると、キッカーを任されたのは香川。ここでも壁の上を狙うかと思いきや、ファーサイドに低い弾道で蹴り込む。一瞬ニアサイドに重心が動いた相手GKをあざ笑うかのようにゴールネットを揺らし、この日2点目をゲットしたのだ。
ベジクタシュ公式サイトでは、試合のマッチレポートで香川の働きぶりについてこのように記している。
「日本から襲来した“黒き鷲”、カガワの素晴らしい姿勢で、試合を締めくくった。出場3分以内での2ゴールでは、日本のスターがシーズン後半戦でベジクタシュにとって貴重な資産になることを証明したのだ」
まさに手放しでの絶賛だ。また、記事では「ベジクタシュの日本人スター、シンジ・カガワ」のコメントも紹介している。
「試合終盤のサブとして出場して、2ゴールを記録したことは素晴らしいこと。僕は全力を尽くして、ピッチ上で違いを作ってベジクタシュを手助けしたいと思う。ここにいられて幸せ、かつ誇りに思います」
香川はデビューからわずか10分足らずで完全にベジクタシュサポーターのハートをつかんだ。雌伏の時を過ごした今季の逆襲劇は、トルコの地から始まることになりそうだ。
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