カタールに1-3で敗れて準優勝　敗戦後の綺麗にされたロッカーの写真を大会公式SNSが公開

　森保一監督率いる日本代表は、1日のアジアカップ決勝でカタールに1-3で敗れた。2大会ぶりの優勝という目標が叶わず、失意の準優勝となったが、大会を去る最後まで“日本スタイル”を貫いた。アジアカップ公式ツイッターが、綺麗に整理整頓された試合後のロッカールームの写真を公開し、拍手を送っている。

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　日本はグループリーグ初戦から6連勝で決勝にたどり着いたが、カタール戦では本来の力を発揮できなかった。前半12分、27分とカタールのスーパーゴールで失点。後半24分にMF南野拓実（ザルツブルク）の今大会初ゴールで反撃の狼煙を上げるも、同36分にDF吉田麻也（サウサンプトン）がVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）による判定でペナルティーエリア内でのハンドを取られてPKを献上し、ダメ押しの3点目を奪われた。

　1-3で敗れて準優勝に終わった日本。DF長友佑都（ガラタサライ）は試合後、「結果としてなんの価値もない結果になった」と優勝を果たせなかった悔しさを滲ませたが、そんな失意のなかでも森保ジャパンのメンバーは最後まで“日本らしさ”を貫いた。

　アジアカップ公式ツイッターは決勝翌日の2日、一枚の写真を公開。それは試合で使用したとは思えないほど綺麗に整理整頓された日本のロッカールームの様子だった。ホワイトボードには3言語で「ありがとう！」という感謝の言葉が綴られており、投稿では「日本は英語、アラビア語、日本語で感謝のメッセージとともに、アジアカップ2019のロッカーを後にした」と伝えている。

　“綺麗なロッカー”で思い出されるのは、ベルギーに2-3と逆転負けを喫したロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦後の出来事だ。日本はロッカーを完璧なまでに整理整頓するとともに、ロシア語で「ありがとう」と感謝の言葉を残して大会をあとにし、「日本は品格がある」「素晴らしいマナーだ」と世界から称賛されたのは記憶に新しい。

　今回もアジア杯制覇を目前にしながら敗れた悔しさがあるなかでの行動となっただけに、投稿の返信欄では海外ファンから「リスペクト」「超一流」といった賛辞が、森保ジャパンに向けて送られていた。

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