「ブンデス最高の左足」 バイエルン会長がハメス称賛、去就への明言は避ける
去就への質問には…「彼にとっても我々にとっても最良の決断を下すことが重要」
バイエルンは今夏に買い取りオプションを行使し、4200万ユーロ(約52億3000万円)の移籍金を支払えばハメスを完全移籍で手にできる。しかし、クラブ側はあくまでも急がない姿勢を見せており、ハメスの去就は依然として不透明だ。同選手は昨年のクリスマス前に、「コバチ監督の下、すべてが順調にいっている」と指揮官との不和を否定しつつ、「新たな監督の下、僕はあまり長い時間出場できていない」と今季の状況にも触れ、「プレーができないから出ていかなくてはならないと言うなら、出ていくことになるだろう」と、暗にクラブ側へ買い取りオプションを行使するように主張していたという。
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そのイベント会場で、ハメスの今後について問われたルンメニゲ会長は、彼にとってもクラブにとっても最良の決断が必要であると語っている。
「正直にはっきりと言わなくてはならないが、私はこの選手のことが好きだ。クラブの誰もが彼の持っているものを知っている。しかし、最終的には、彼にとっても我々にとっても最良の決断を下すことが重要だ。先ほども言ったように、私は彼の大ファンだ」
クラブのトップであるルンメニゲ会長は、ハメスを高く評価し大いに気に入っていることを公言したが、その去就についてはっきりと述べることはなかった。
ハメスは1月に入った後半戦から復帰し、第18節のホッフェンハイム戦(3-1)、第19節のシュツットガルト戦(4-1)と2試合連続で出場を果たした。しかし、いずれも途中出場で10分間超と短い時間のプレーにとどまっている。黄金の左足を持つと言われるコロンビア代表のエースだが、来季はどこでその左足を輝かせることになるのだろうか。期限は半年を切ってしまった。
(FOOTBALL ZONE編集部)