恩師を追って中国入り

　元ブラジル代表MFロナウジーニョが、中国2部リーグに移籍する可能性が報じられた。中国地元メディア「ShanghaiDaily.com」によると、ブラジル人ジャーナリストのジュカ・クフォウリ氏が9月28日にフルミネンセとの契約を解除したばかりのスーパースターが、中国2部の天津松江と契約するかもしれないと言及している。
　天津松江を率いるのは2011年にフラメンゴでロナウジーニョと師弟関係にあったブラジル人指揮官ヴァンデレイ・ルシェンブルゴ監督。その点も移籍に有利に働くとして特筆されている。
　元ブラジル代表のファンタジスタは、6月にメキシコのケレタロを退団。その後、7月にはフルミネンセと契約して母国復帰を果たしたばかりだった。しかし、わずか計9試合の出場でノーゴールに終わると、たった2カ月という電光石火の速さで契約解除に至った。
　希代のファンタジスタも35歳。これまでに、プロデビューを果たした母国ブラジルのグレミオや欧州制覇を経験したバルセロナ、セリエAのミランといったビッククラブをはじめ、世界5カ国8クラブを渡り歩いた。世界の頂点に立った男は、キャリアの集大成にアジアの地を選択するのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images