「まだまだ足りないことだらけ」 主将・吉田が語った日本の課題「スキを見せない準備を…」

日本代表DF吉田麻也【写真:Getty Images】
日本代表DF吉田麻也【写真:Getty Images】

アジア杯決勝でカタールに1-3敗戦 自らのハンドで3点目につながるPK献上

 日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)にとっては、苦い記憶として残る大会となった。UAEで開催されたアジアカップは現地時間1日に決勝が行われ、日本はオーバーヘッドキックによるスーパーゴールで被弾するなどカタールに1-3で敗戦。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定でPKを献上した日本代表キャプテンの吉田は、「学ばなければいけないことが多い」と試合を振り返った。

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 日本は前半12分にカタールの得点源であるFWアルモエズ・アリに、大会新記録となる9得点目を決められ先制を許した。浮き球をトラップし、地面に落とすことなくオーバーヘッドキックで流し込むゴラッソだった。さらに同27分にはMFアブデルアジズ・ハティムにもゴールが生まれ、日本は前半に2点のビハインドを背負った。

 後半24分にカタールの堅い守備を中央からこじ開けてFW南野拓実(ザルツブルク)が今大会初ゴールを奪ったが、同38分には相手のクロスからのヘディングを競り合ってブロックした吉田が、VARの進言での映像確認の末にハンドでPKと判定され、これをFWアクラム・アフィフに決められて万事休す。無失点を続けていたカタールの牙城を今大会初めて崩したが、その後が続かなかった。

「相手は中2日にもかかわらず良い準備をして、僕ら以上にアグレッシブに戦い、前半に2失点したことが勝敗を大きく分けた。後半はよりアグレッシブに、より速いテンポでゲームを進めようとしたが、前半に受け身になってしまったことが尾を引いてしまったと思う」

 今大会の吉田は安定したパフォーマンスを披露していたが、決定的な場面でVARに泣かされた。ベスト8のベトナム戦はセットプレーでゴールネットを揺らした場面があったが、この時もVARの介入でハンドと判定され、得点が取り消された。

 吉田はカタール相手の敗戦を受け、「まだまだ足りないことだらけだと思うし、自分もチームも一瞬のスキを突かれてきたのは学ばなければいけないことが多い」と個人としても、チームとしても成長の余地があると語った。

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