「優勝しなくては意味がない」 南野拓実、待望のアジア杯初得点も準優勝に悔しさ露わ
2点ビハインドの後半24分、相手GKの動きを見切った浮き球のシュートで今大会初得点
ついにアジアカップで生まれたMF南野拓実(ザルツブルク)の初ゴールだったが、奇跡の逆転劇にはつながらなかった。アジアカップ決勝、日本はカタールに1-3で敗れ、2大会ぶり5度目の優勝はならなかった。試合後、南野は「追いつけなかったのは自分たちの実力不足」と悔やんだ。
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「非常に悔しい結果になってしまいました。応援してくれた人に申し訳ない」
南野は試合後のインタビューで、開口一番こう語った。前半12分にFWアルモエズ・アリのオーバーヘッドキックでスーパーゴールを許すと、そこから日本の柔軟性とリズムに狂いをきたした。同27分には中盤が寄せきれないままMFアブデルアジズ・ハティムのミドルシュートを浴び、攻撃も前半の枠内シュートはゼロに終わった。
「攻撃も前半は上手くいっていなかったですし、守備のところで2失点してしまった」
一瞬、逆襲劇への期待を高めたのは南野だった。後半24分に相手GKを見切った浮き球シュートで1点差に詰め寄ったが、後半38分にはペナルティーエリア内でのDF吉田麻也(サウサンプトン)のハンドがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の末にPKをとられ、MFアクラム・アフィフの一撃に万事休した。
「きっかけに同点か逆転にしなければいけないというか、そういう雰囲気はあったんですが、そこで、追いつけなかったのは自分たちの力不足かなと思います」
南野は突き放されたことよりも、2点目を奪い取れなかったことに責任感を感じていた。
「チームとして1試合1試合成長できたと思う。僕たち日本にとっては優勝しなくては意味がない。この結果は非常に悔しいですね」
トップ下として主力を務め、準決勝ではイラン戦で3得点に絡むなど調子を上げてきた背番号9だったが、この悔しさを胸にさらなる成長を図るしかない。
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