ベジクタシュ香川、合流から3日でトルコデビュー! ファーストプレーで個人技弾

香川が移籍後初ゴール【写真:(C)BesiktasJK】
香川が移籍後初ゴール【写真:(C)BesiktasJK】

アンタルヤスポル戦の後半36分から香川が登場し、3分間で2ゴールを奪取

 トルコ1部ベジクタシュは現地時間3日、リーグ第20節でアンタルヤスポルと対戦。前半だけで3点のリードを奪ったなか、後半36分に今冬に加入したMF香川真司が登場すると、トルコデビューを飾るとともに、自身3カ月ぶりとなる実戦で立て続けに2ゴールを奪った。

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 6位のベジクタシュは4-2-3-1でスタート。移籍期限最終日の1月31日にドルトムントから期限付き移籍で加入し、2月1日に合流したばかりの香川はベンチスタートとなった。序盤こそ一進一退の攻防だったが、アウェーのベジクタシュが先制点をきっかけに一気に畳みかける。

 前半31分、トルコ代表MFギョクハン・ギョニュルが敵陣ペナルティーエリア内でGKに足元をすくわれて転倒。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の末にPK判定となった。セルビア代表FWアデム・リャイッチのシュートが弾かれたところを、MFギュベン・ヤルチュンが押し込んでネットを揺らすも、キッカーが蹴る前に動き出していたとしてやり直し。“2度目”のPKをリャイッチが右上にしっかり決め、ベジクタシュが先制点を奪った。

 さらに、前半39分には元ブラジル代表DFアドリアーノの左サイドからの折り返しを、中央に飛び込んだMFドルクハン・トコズがダイレクトでゴール左隅に突き刺して追加点。その4分後には、リャイッチのブレ球FKを相手GKが弾いたところをカナダ代表MFアティバ・ハッチンソンが押し込み、3-0とリードを奪って前半を折り返した。

 後半5分、アンタルヤスポルFWスレイマン・ドゥカラにペナルティーエリア外から強烈な一撃を食らい1点を返されるも、後半22分に相手のオウンゴールで4点目。香川に出番が回ってきたのは、4-1で迎えた後半36分だった。リャイッチに代わり、ドルトムント時代の昨年10月31日に行われたDFBポカール2回戦ウニオン・ベルリン戦以来の公式戦出場となった香川は、ファーストプレーでドリブル突破すると、シザースから右足を振り抜いていきなりゴールを奪取。後半39分には約25メートルの距離から直接FKを決め、3分間で2ゴールを奪ってみせた。

 試合はその後アンタルヤスポルに1点を返されたが、ベジクタシュが6-2で勝利。ロシア・ワールドカップ以降、日本代表から遠ざかっていた香川が強烈なインパクトを残している。

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