「格下の日本に…恥辱の涙」 イラン代表完敗、スタンドの“悲嘆風景”に韓国紙が同情

日本に敗れ、涙を流すイランサポーター【写真:ⒸAFC】
日本に敗れ、涙を流すイランサポーター【写真:ⒸAFC】

“アジア最強”イラン、日本戦で無得点3失点 涙を流すサポーターの悲哀を伝えた韓国紙

 イラン代表は28日のアジアカップ準決勝日本戦で0-3と敗れた。“アジア最強”と高い評価を受けていたが、よもやの3失点でベスト4敗退。韓国紙「国民日報」は「格下の日本に“ガタガタ”…スタンドは恥辱の涙」と伝えている。

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 イラン戦は日本戦までの5試合で12得点無失点の数字を残し、攻守ともに安定感を見せつけていた。しかし日本戦ではエースFW大迫勇也(ブレーメン)に2ゴールを奪われると、終了間際にはMF原口元気(ハノーファー)にダメ押し弾を奪われて3失点。一方の攻撃は最後まで沈黙し、ノーゴールに終わった。

「格下の日本に“ガタガタ”…スタンドは恥辱の涙」と伝えたのは韓国紙「国民日報」だ。1976年大会以来、43年ぶりの優勝を狙っていたイランについて「国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでアジア最高の29位。“アジア最強”という評価に遜色のない戦力を誇り、韓国や日本を格下に見ることができるのはアジアでイラン程度だ」と記している。

 もっとも準決勝ではイランが苦汁をなめた。「確信していた優勝を目前に脱落したフラストレーション、格下と思っていた日本に1ゴールも入れず3失点の屈辱がスタンドを包んだ」と続けている。

 記事では、スタンドで涙を流すイランサポーターの写真を掲載。0-2とイラン劣勢で迎えた終盤に3ゴール目を叩き込まれ、その直後にファンを包んだ空気も描写している。

「あちこちで泣いていた。抱き締め合いながら泣いている男女の姿も捉えられている。最後まで希望の糸を離さなかったが、後半アディショナルタイムに原口にゴールを決められ、虚しい表情でスタンドを凝視していた」

 韓国代表は、決勝に進出したカタールに準々決勝で0-1と敗れてベスト8敗退。歓喜に沸く日本ファンの一方、結果と内容の両方で落胆したイランファンの悲哀に韓国紙は同情を寄せていた。

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