“イランのメッシ”、柴崎&吉田を無力化の連続股抜きに海外注目 「壮大」「残忍なレベル」
アズムンは前半22分、巧みなドリブルで柴崎の股を抜き、吉田の股下にシュートを通す
イラン代表のFWサルダン・アズムンは、28日のアジアカップ準決勝の日本戦で、MF柴崎岳(ヘタフェ)に張り手をするなど乱闘騒動の火付け役となってしまったが、試合序盤には本来のプレーでも魅せていた。柴崎とDF吉田麻也(サウサンプトン)に対して“連続股抜き”を決め、日本ゴールを脅かしたシーンには、海外メディアからも「壮大な突破」「残忍なレベル」と注目が集まっている。
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イランはアズムンのフィジカルとスピードを生かし、後方からロングボールを放り込むスタイルでゲームを進行する。アズムンは前半10分にスルーパスに抜け出してあわや決定機というプレーを見せると、同22分にはGK権田修一(サガン鳥栖)がミスしたこぼれ球を拾ってペナルティーエリア内に侵入。対応した柴崎の股を抜く華麗なドリブルを披露して日本ゴールに迫ると、素早く右足を振り抜き、シュートはカバーに入った吉田の股下を通過してゴール右隅へ飛んだ。そのまま得点かと思われた一撃は権田の好セーブに遭って先制点とはならなかったが、テクニカルな個人技で日本の守備を翻弄した。
イランのスポーツ専門チャンネル「IRIB Varzesh」は「サルダルの壮大な突破」と表現するとともに、権田のセーブで「夢は半分に終わった」と紹介。また、スペイン紙「マルカ」などに寄稿するスペイン人ジャーナリストのビクトール・ロメロ記者は、「アズムンは残忍なレベルだ」とその切れ味鋭いプレーを高く評価した。
その後はマッチアップしたDF冨安健洋(シント=トロイデン)の巧みなマークの前にボールを持つ回数は激減。試合終了間際には溜めていたフラストレーションが爆発して乱闘騒動を起こしてしまったが、欧州5大リーグのクラブが獲得に興味を示しているとされる“イランのメッシ”は、確かな個人技を備えていた。
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