重鎮コンビ長友&吉田、20歳DF冨安を激賞 「規格外」「素晴らしい」「スーパープレーの連続」

日本代表DF冨安【写真:Getty Images】
日本代表DF冨安【写真:Getty Images】

イラン戦で相手エースらを封じた冨安、「僕だけの力ではない」と攻撃陣の献身性に感謝

 日本代表は28日のアジアカップ準決勝イラン戦で3-0と快勝し、2月1日の決勝へ駒を進めた。この大一番で存在感を示したのが20歳のDF冨安健洋(シント=トロイデン)だ。DF長友佑都(ガラタサライ)に加え、キャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)がこぞって称賛しており、長年代表をけん引する2人から賛辞が寄せられている。

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 5試合ぶりに先発復帰を果たしたエースFW大迫勇也(ブレーメン)が2ゴールと強烈なインパクトを放った一方、守備で鮮烈な印象を残したのが冨安だ。開始早々、日本の最終ライン裏を狙われた場面では、相手のエースFWサルダル・アズムンと競り合いながらピンチを防ぐと、その後も地上戦・空中戦を問わずにイランの攻撃陣を封殺。吉田とも好連係を見せ、最後までゴールを許さなかった。

「自分のプレーに集中することだけ意識していました。相手もシンプルにロングボールが多かった。日本の前線の選手も切り替えを早くして、限定されたなかでのロングボールが多かったので、僕だけの力ではない」

 攻撃陣の働きがあってこその無失点勝利と振り返った冨安だが、長友や吉田ら最終ラインの“重鎮”たちが称賛したのは冨安の安定したプレーだった。

 吉田は若武者の成長に頼もしさを感じており、「難しい処理を上手くするのが上手いし、ソツがないプレーをするのはCBとして難しいけど、20歳でそれができているのが素晴らしい」と言及。進境著しいDFは伸びしろを十分に残しており、「もっと成長もしなければいけないけど、僕自身もハードルを高くできるように残り短いキャリアで頑張りたい」と切磋琢磨を誓った。

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