日本代表、アジア杯優勝の“追い風ジンクス” まさに吉兆――決勝の勝率「100%」

日本がイランに3-0と快勝した【写真:AP】
日本がイランに3-0と快勝した【写真:AP】

アジア杯、日本が出場した8大会で4度決勝進出 いまだ大一番で負けなしの勝負強さ

 森保一監督率いる日本代表は、28日のアジアカップ準決勝イラン戦で3-0と完勝し、4度目の優勝を飾った2011年大会以来の決勝進出を果たした。そんな日本に追い風と言えるジンクスがあり、優勝に向けた吉兆が漂っている。

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 今大会の日本は苦しみながら勝ち上がってきた。グループリーグ初戦トルクメニスタン戦(3-2)は先制されながらも逆転勝利。第2戦オマーン(1-0)、第3戦ウズベキスタン戦(2-1)と接戦を制してグループ首位通過を決めた。

 決勝トーナメントに入ってからも苦戦は続く。16強のサウジアラビア戦では、ボール支配率23.7%で相手を大きく下回るも1-0で撃破。8強のベトナム戦ではDF吉田麻也(サウサンプトン)のゴールがビデオ判定により取り消される場面が起きた一方、ビデオ判定で得たPKをMF堂安律(フローニンゲン)が沈めて1-0で逃げ切った。

 そうして迎えたイラン戦では、5試合ぶりに先発復帰のFW大迫勇也(ブレーメン)が2ゴールを叩き込むと、MF原口元気(ハノーファー)がダメ押し弾。今大会初の3点差という完勝劇を演じた。

 決勝に駒を進めた日本は5度目の優勝を狙っているが、それを後押しするジンクスが存在する。日本代表のアジアカップ史を紐解くと、出場した過去8大会の結果は以下のとおりだ(左から開催年、開催国、日本の成績)。

1988年(カタール):グループリーグ敗退
1992年(日本):優勝
1996年(UAE):ベスト8
2000年(レバノン):優勝
2004年(中国):優勝
2007年(インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム):4位
2011年(カタール):優勝
2015年(オーストラリア):ベスト8

 過去4度の優勝を誇る日本は、決勝に進出した大会でいまだ一度も負けていない。決勝の勝率「100%」だ。ここ一番での勝負強さを発揮し、アジア王者に輝いている。そうした過去に照らし合わせれば、今大会の決勝に進出した日本の優勝確率100%だ。

 2月1日の決勝では、開催国UAEとカタールの勝者と激突する。UAEを率いるのはかつて日本代表を指揮し、2011年大会でアジアカップを制したイタリア人のアルベルト・ザッケローニ監督だ。果たして、日本代表とザッケローニ監督率いるUAEが決勝で相まみえ、因縁の対決が実現するだろうか。

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