「負けるつもりはなかった」 原口がイラン戦で滲ませた自負「欧州でもっと強い相手と…」

「勝たないと意味がないし、別の試合なのでしっかり作り上げるための準備をしたい」

「ヨーロッパでもっと強い相手とやっているので負けるつもりはなかったし、全員がそういう気持ちで自信を持ってやれたんじゃないかと思う」

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 原口が言うように、イラン相手に日本チームがメンタル的に挑戦者になり過ぎなかったことも大きな要因だろう。相手の3人の中盤の泣きどころになる“アンカーの脇”を狙い撃ちにする攻撃戦術の機能性もあるが、ブンデスリーガで屈強な相手と対戦し続けたことはイランを相手に臆する必要がないという精神状態を生んだ。

 むしろ、「逆に向こうの選手たちが浮ついていた感じで、少し雰囲気に呑まれていると感じた」と原口が振り返るくらい、日本の戦いぶりは堂々としたものだった。

 この勝利により、日本は決勝に進出して5回目のアジア王者への挑戦権を得た。難敵イランへの勝利にも「勝たないと意味がないし、別の試合なのでしっかり作り上げるための準備を今日からしたい」と、原口は浮かれる様子を微塵も見せずに決勝戦へと頭を切り替えている。

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