日本代表が2大会ぶりの決勝進出! 大迫2発、アジアで6年無敗のイランを3-0撃破
終了間際には原口がダメ押し弾、2大会ぶり5度目のアジア杯制覇に王手
日本代表は28日にアジアカップ準決勝のイラン戦に臨み、後半にFW大迫勇也が連続ゴール、MF原口元気もゴールを奪い3-0と快勝。アジアの公式戦で2012年11月から6年以上無敗だったイランを撃破して、2大会ぶりの決勝進出を果たした。
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日本はFW北川航也に代わってFW大迫勇也が今大会初戦以来のスタメン復帰となったほかは、準々決勝のベトナム戦(1-0)と同じスタメンが並んだ。双方ともに一進一退の立ち上がりのなかで、先にゴール前で良い形を作ったのは日本だった。前半17分にコーナーキックからDF吉田麻也が頭で狙うとわずかにボールは外れ、その2分後には右サイドのコンビネーションからMF堂安律が中央に切り込んでシュートを放つ場面もあった。
逆に同22分、日本はGK権田修一からのビルドアップで中途半端なボールロスト。左45度から仕掛けてきた相手エースFWアズムンにMF柴崎岳がかわされ際どいシュートを打たれたが、権田が反応良く左足を伸ばしてシュートコースを変えて事なきを得た。
どちらのチームも先に失点したくないという思いがプレーに表れた感のある前半となり、先制ゴールは生まれず。0-0のままハーフタイムを迎え、決勝への切符は後半の勝負に持ち越された。
後半に入ると、立ち上がりはイランの攻勢に日本は自陣でのファウルがかさみ、セットプレーを立て続けに与える苦しい時間を過ごした。しかし、この状況を打開したのが日本のエースだった。同11分、MF南野拓実がドリブルで仕掛けて相手のタックルを受けて倒れる。ボールが左コーナー付近にこぼれると、南野はいち早く起き上がってボールのもとへ。そして、右足でクロスを上げると大迫がゴール前に入り込み、ヘディングシュートを流し込んで貴重な先制ゴールを奪った。
しかし、その2分後に日本にアクシデントが起きる。自陣でボールをゴールラインへクリアしたMF遠藤航がその後に相手選手に押し倒されると、周囲の選手からは「×」のサインが。担架で運び出された遠藤は、同15分にMF塩谷司と無念の交代になった。
それでも日本は同18分、前線で相手ボールに詰めた大迫のプレスでこぼれ球が生まれると、南野がボールを拾って中央へラストパス。これを相手DFがスライディングでブロックしたかに思われたが、その際にハンドがあったとしてPKの判定。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言による映像確認も入ったが判定は変わらず、キッカーは大迫。これをゴール右に冷静に蹴り込み、同22分に日本は2-0とリードを広げた。
イランは2トップに変更して攻撃的な姿勢を打ち出しにかかった。それでも日本は冷静にゲームを進め、ゴール前へ侵入される場面は少なく、逆に後半アディショナルタイムには原口がダメ押しの3点目。2011年に優勝して以来2大会ぶりの決勝進出を果たし、通算5回目の優勝に王手をかけた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)