レアル元監督、イスコの“冷遇ぶり”に驚嘆 「自分がしてはいけないことをしたのか…」
レアル監督や副会長を歴任したバルダーノ氏「イスコのような人物を諦めたのは驚き」
レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコは今季、レギュラーの座をつかめずに苦しんでいる。現役時代にレアルでプレーし、その後監督やスポーツディレクターも務めた元アルゼンチン代表FWホルヘ・バルダーノ氏は、「イスコのような人物を諦めた」と語り、その待遇に驚きを隠せないようだ。スペイン紙「AS」が報じている。
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アルゼンチンのニューウェルズやスペインのレアル・サラゴサなどで活躍し、1984年にレアルへと移籍したバルダーノ氏。当時元スペイン代表FWエミリオ・ブトラゲーニョや元メキシコ代表FWウーゴ・サンチェスらとともにリーグ連覇を経験し、1986年のメキシコ・ワールドカップではアルゼンチン代表の一員としてW杯優勝も果たした。
その後、バルダーノ氏は現役引退後にレアルの監督を務め、2009年には副会長兼スポーツディレクターに就任。11年に辞職したが、クラブのレジェンドと言える存在である。
バルダーノ氏は今回、スペインラジオ局のインタビューで現在のチームにおけるイスコの状況について言及。サンティアゴ・ソラーリ監督が繰り返しイスコの起用法に関して解決を試みていた点を踏まえつつ、イスコがチームにとって良くないことをしたのではないかという疑問の声を上げた。
「マドリードがイスコのような人物を諦めたのは驚くべきことだ。彼は自分がしてはいけないことをしたのか、彼がしなければならなかったことをしなかったのか、そのどちらかだろう」
イスコは今冬の移籍市場でチームを離れたくないと述べているものの、ソラーリ監督政権下が続く限りは来夏の移籍を考える可能性が高い。マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督も興味を寄せるスペインの名手は、どんな決断を下すのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)