乾貴士が“硬直する”日本の攻撃を「解き放つ」 金田喜稔がイラン戦の先発起用を推奨
乾はアタッカーとして「経験値も高いし技術的ミスも少ない」
もちろん、準決勝で戦うイランはベトナムよりも数段レベルが高い相手だ。試合展開としては、準々決勝とは真逆の日本が押し込まれる時間が長くなるゲームになるだろう。そうしたなかでも時にリスクを恐れず、勇気を持って攻めなくては、今大会無失点を誇るイランは崩せないと金田氏は力説する。
そして勝負のカギを握る存在として名前を挙げたのが、MF乾貴士(ベティス→アラベス)だ。「経験値も高いし技術的ミスも少ない」と評する乾は、「監督が誰であろうと、チームとしての役割をこなしながら、自分のプレースタイルの中でやれることをやろうとする。それが今、攻撃面で硬直しているチームを解き放つことになるかもしれない」と期待を寄せる。
アジアカップ開幕直前に、MF中島翔哉(ポルティモネンセ)の負傷離脱によって追加招集された乾は、今大会が森保体制で初めてのプレーになったこともあり、左サイドハーフのレギュラーはMF原口元気(ハノーファー)に譲り、グループリーグ第3戦のウズベキスタン戦(2-1)以外はベンチスタートが続く。イラン戦でも“切り札”起用の可能性は高いが、金田氏は1トップのスタメンにFW大迫勇也(ブレーメン)が復帰することも踏まえて、ロシア・ワールドカップで華麗な連動を見せた乾を、左サイドハーフの「先発で使うのも面白い」と推奨。この2人のユニット復活により、日本の攻撃にこれまでとは異なるリズムとダイナミズムが生まれるかもしれないと期待している。
果たして森保監督は、どのようなメンバーでイランとの大一番に臨むのか。“アジア最強”の相手との一戦で、昨年9月の発足から10戦無敗(9勝1分)を続ける森保ジャパンの真価が問われることになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)