夏が待てないバイエルン W杯で脚光のシュツットガルトDFパバールを前倒しで獲得か
ロシアW杯の大会ベストゴールを決めたフランス代表DFの早期獲得を目指す
バイエルンは今月上旬、シュツットガルトのフランス代表DFベンジャマン・パバールが来季加入すると発表した。しかし、22歳の同選手の加入を7月までのんびり待つつもりはなく、今冬中にも“強奪”したい考えのようだ。「フランス・フットボール」誌が報じている。
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昨夏のロシア・ワールドカップ(W杯)で優勝したフランス代表の一員で、決勝トーナメント1回戦のアルゼンチン戦(4-3)では、のちに大会ベストゴールに選ばれる目の覚めるようなボレーを叩き込み、脚光を浴びたパバール。バイエルンは移籍金3500万ユーロ(約43億7000万円)で同選手の獲得を決めており、来季からの5年契約を結んだ。
冬の移籍市場の閉幕が近づくなか、バイエルンはここに来て、同選手を前倒しで手にすることを画策しているようだ。1月31日の移籍市場閉幕まで残り少ないが、数日中にもシュツットガルトにオファーを出すと見られている。情報によれば、バイエルンは追加で1000万ユーロ(約12億5000万円)をシュツットガルトに支払い、今冬中にパバールを加入させたい意向のようだ。
なお、フランス紙「レキップ」も先日、バイエルンが今冬中のパバール獲得に向けて動いていると報じていた。この報道に対してシュツットガルトのミヒャエル・レシュケSDは、地元ミュンヘンの「Abendzeitung」紙に「パバールは我々のところにいる。前倒しでの移籍など、そもそも論外だ」と語っていた。
しかし、追加の1000万ユーロという金額に、レシュケSDの心が動く可能性はあるかもしれない。シュツットガルトは今月、DFオザン・カバクをガラタサライから獲得しており、パバールの後継者はすでにいる状況だ。しかも、パバールは昨年12月中旬から筋束断裂により欠場が続いている状態なのだ。
来季、パバールが加わることにより、バイエルンではドイツ代表DFジェローム・ボアテング、同マッツ・フンメルスを含むセンターバックの定位置争いが過熱するのではないかと思われていた。だが、同選手が前倒しで加入するとなれば、最終ラインの若返りが加速することになるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)