日本は「中国のような自滅はしない」 イラン人記者が森保Jを分析、警戒する“成功体験”
イランのジャフェール記者が準決勝を展望、日本の5戦連続の1点差勝利は「説得力に欠ける」
森保一監督率いる日本代表は、28日にアジアカップ準決勝イラン戦を迎える。2011年大会以来5回目の優勝に期待が集まるなか、英公共放送「BBC」ペルシャ語版のイラン人記者プーリア・ジャフェール氏が森保ジャパンを分析。5試合連続で1点差という薄氷を踏むような勝利を重ねて4強までたどり着いた戦いぶりについて「説得力に欠ける」としたうえで、「勝つのはイラン」と予想している。
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日本は今大会、ここまでのパフォーマンスに説得力を感じさせることができていない。しかしイランが月曜日(28日)に、準々決勝の中国戦(3-0)のような態度で試合に臨むことは不可能だ。それはあり得ない。最終ラインのDF吉田麻也、DF長友佑都は欧州5大リーグで100試合以上出場した経験を誇る。彼らは中国の守備陣と同じミスは犯さないだろう。
正直に言えば、日本とイランが準決勝で対戦することは、組み合わせを見た段階で予想できた。日本はプレミアリーグにFW岡崎慎司を置き去りにし、MF香川真司を選ばなかった。森保監督は2020年東京五輪と、その先の2022年ワールドカップを見据えているのだろう。
サッカーの五輪代表は多くの国にとって、まったくもって重要事項ではない。しかし、日本は開催国だ。躍進を果たしたいのだろう。そこは理解できる。ただ、今回のチームの戦いぶりから感じることは、1年半後の大会に向けて、若手になるべく多くの経験値を与えようという部分だ。前述のメンバー選考を含めて、アジアカップよりも五輪のほうを重要視している印象を受ける。
日本とイランは、公式大会で長きにわたり対戦していない(編集部・注/公式大会での最後の対戦は2005年8月のドイツ・ワールドカップ予選。2-1で日本の勝利)。両チームの対戦は、常にアジアフットボール界で名勝負となってきた。これこそがAFC(アジアサッカー連盟)が求めていた一戦だろう。アジアサッカーが国際的なレベルでの興味を集めたいと思うのなら、イラン対日本の準決勝は完璧な試合になるはずだ。
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