中盤ではジェラードが文句なし、ランパードを入れるかどうかで議論が白熱

　MFは、元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード（現レンジャーズ監督）、元イングランド代表MFフランク・ランパード（現ダービー監督）、元フランス代表パトリック・ヴィエラ（現ニース監督）の3人だ。

　ジェラードはリバプールで通算504試合に出場し、120得点を記録。2005年にUEFAチャンピオンズリーグ（CL）制覇を果たし、09年はプレミアリーグで2位となっている。バットは「ジェラードは永遠」、ネビルも「ジェラードを選ぶ」とし、4人組は迷うことなくピックアップ。また、長らくユナイテッドとタイトルを争うライバルだったアーセナルからは、90年代後半から00年代前半までキャプテンとして大きな役割を担ったヴィエラも同様に選ばれた。

　2人がすんなりと決まった一方、プレミア歴代4位となる177得点を記録したランパードについては、セントラルハーフの枚数次第では外れる可能性があった。ギグスは「もしサイドの2人を中盤にするなら、ランパードは外れるね」とコメント。これに対して、バットは「サイドハーフではなくウイングにして、3トップにするべきだ。彼のゴール数を考えれば外せない」と述べ、この意見が適用される形で、布陣をイングランド伝統の4-4-2から4-3-3に変更。これによってランパードは、ベストイレブンに滑り込んだ格好だ。

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