イラン代表監督、日本のスタイルを巡り会見で反論 「守備的なチームとは思っていない」

日本戦の前日会見に出席したケイロス監督【写真:Football ZONE web】
日本戦の前日会見に出席したケイロス監督【写真:Football ZONE web】

守備的という質問に反応 日本の攻撃について「とてもスピードがある」と分析

 イラン代表は28日のアジアカップ準決勝で日本代表と対戦するなか、カルロス・ケイロス監督がハッザーア・ビンザイード・スタジアムで行われた前日会見に出席した。日本への思いを吐露した一方、日本代表のスタイルについて反論する一幕も起きている。

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 ケイロス監督は1996年~1997年に名古屋グランパスエイトを指揮。その後、レアル・マドリードやポルトガル代表で監督を務め、2011年からイラン代表を率いている。指揮官にとって日本は馴染みのある国であり、「明日、日本戦のベンチに座っていられるのはとても光栄だ」と胸中を明かした。

 43年ぶりのアジアカップ制覇を目指すイランにとって、日本戦は大きな壁となる。ケイロス監督は「明日はアジアで最も成功を収めているチームと戦う」と警戒を強めた。

 日本はグループリーグから準々決勝まで全5試合が1点差という接戦になっており、決勝トーナメント進出以降はサウジアラビアに1-0、ベトナムに1-0と2試合連続無失点。そうした戦いぶりもあり、前日会見では守備的な日本に対してどういうアプローチをするのかという質問が飛んだ。

 しかし、ケイロス監督は「守備的なチームだとは思っていない。私とは異なる意見だ」と反論する場面も起きた。「日本は素晴らしいプレーをピッチ上で見せる。縦へのアクションはとてもスピードがある」と分析している。

 ここまでの5試合で12得点無失点を誇るイランは、日本に対してどのようなプレーを見せるのか。ケイロス監督の采配に注目が集まる。

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(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)



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