悪名高い「最も危険な選手5人」を英メディア選出 S・ラモスやミランの“闘犬”らが登場

(左から)ナイジェル・デ・ヨング、ロイ・キーン、セルヒオ・ラモス、ガットゥーゾ、ヘラルド・ベドヤ【写真:Getty Images】
(左から)ナイジェル・デ・ヨング、ロイ・キーン、セルヒオ・ラモス、ガットゥーゾ、ヘラルド・ベドヤ【写真:Getty Images】

S・ラモスやガットゥーゾら相手を畏怖させ、チームに不可欠な存在がノミネート

 サッカーには執拗なプレッシングや激しいタックルで、相手を畏怖させるプレーヤーがいる。時には怪我やカードを恐れないプレーでチームを助ける反面、審判団から目をつけられることも多い。英サッカーメディア「90min」は、「モスト・デンジャラス・プレーヤー」と称して「サッカー史上最も危険な選手」5人を厳選。レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスや、かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元アイルランド代表ロイ・キーンらが選ばれている。

 最初に紹介されたのが、レアルの主将DFセルヒオ・ラモスだった。激しいタックルを武器に“エース潰し”を仕事としているが、その激しいプレーが物議を醸すことも少なくない。記憶に新しいところでは、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝でリバプールのエジプト代表モハメド・サラーを負傷で途中交代に追いやってしまったことだろう。警告や退場を言い渡されることも多く、リーガ・エスパニョーラ、CL、スペイン代表において最も多くのカードをもらっている。

 続いて、ACミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督も取り上げられている。現役時代、決して大きくはない体で相手を執拗に追い回し、球際に激しくいくプレーで“闘犬”と呼ばれた。

 その他には、2010年の南アフリカ・ワールドカップ決勝で、元スペイン代表MFシャビ・アロンソに対して空手キックを浴びせた元オランダ代表MFナイジェル・デ・ヨング(現マインツ)、現役時代に46回の退場を経験している元コロンビア代表MFヘラルド・ベドヤ氏が紹介されている。

 また、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドである元アイルランド代表MFロイ・キーンも選出。絶対的なキャプテンシーを備えてチームを牽引し、7度のプレミアリーグ制覇に貢献した一方で、悪名も轟かせている。その最たる行為が、2001年4月に行なったノルウェー人DFアルフ=インゲ・ハーランド(当時マンチェスター・シティ)への報復タックルだろう。1997-98シーズン前に負った大怪我の報復をきっちり行なったことで有名な話となっている。

 チームの士気を高めるうえでも、体を張ることを惜しまずに相手に畏怖されるような選手は不可欠な存在だ。しかし、感情が高まり行き過ぎたプレーで警告・退場もさることながら、怪我をしたり、怪我をさせたりするのは誰にとっても望ましくない事態である。

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