レアルが「買い戻し条項」付きで移籍させた5人 モラタ、エトーらを海外メディア選出

出場機会を十分に得られない若手に経験を積ませる強化策
どこのビッグクラブにおいても、若い選手たちがトップチームに加わっていくのは非常に困難だ。そのため多くのクラブが才能ある若者を買い戻し条項付きで他クラブへ移籍させ、その後、必要に応じてオプションを行使し、チームに再び招き入れるという流れがある。衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は、レアル・マドリードがこれまでに買い戻し条項を使って移籍させた5人の選手を紹介。ブラジル代表MFカゼミーロや元カメルーン代表FWサミュエル・エトーらが名を連ねた。
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まず最も新しいケースが、今季獲得したドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアスだ。フベニールA(U-19)時代から将来を嘱望されていたマリアーノは、16年にトップチームデビューを果たしたものの、翌年にフランスのリヨンに5年契約で完全移籍を果たしていた。しかし、移籍1年目で公式戦45試合に出場し、21ゴールを奪ったことでレアルがマリアーノに最注目。セビージャへの移籍に近づいていたなかで、買い戻し条項を使い再び5年契約でレアルに加わっている。
その他には、2016年にユベントスから獲得したスペイン代表FWアルバロ・モラタや、13年にレバークーゼンから獲得したスペイン代表DFダニエル・カルバハルも買い戻し条項を使って復帰させている。
特殊なケースとして紹介されているのは、カメルーン代表のレジェンドであるエトーだ。レアルでプロデビューを飾ったものの3年間で7試合しか出場できなかったエトーは、00年にマジョルカへ移籍。ただし、レアルはエトーの経済的権利を50%しか譲渡していなかったという。マジョルカで結果を残したエトーだったが、レアルは買い戻し条項を行使せず、04年に宿敵バルセロナへと移籍して多くのタイトル獲得に貢献している。