イニエスタもまさかの重傷! 全治4-6週でクラシコ出場に黄色信号

バルサがエースに続き、司令塔も欠く窮地に

 バルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタは29日、2-1で勝利したUEFAチャンピオンズリーグのレバークーゼン戦で右太もも裏の筋肉を痛めて負傷交代していた。クラブ側は試合終了後に全治3週間と発表していたが、詳細な診断の結果、予想よりも重いけがであったことを公式に再発表している。

 イニエスタの負傷箇所は、大腿(だいたい)二頭筋の損傷で全治には最低で4週間、悪ければ6週間はかかると発表されている。当初の予想よりも2倍近い全治期間となる重傷だったことが判明した。

 野戦病院と化しているバルセロナでは、エースのアルゼンチン代表FWメッシが全治7週間と診断されたばかり。11月21日に予定されている「エル・クラシコ」と呼ばれるレアル・マドリードとの頂上決戦に間に合うかどうかが微妙な状況と報じられていた。今回の診断結果により、イニエスタの復帰も同じくらいの時期にズレ込む可能性がある。最悪の場合、バルセロナは中盤のキーマンとエースの両方を欠いた状態でクラシコに臨まざるを得ないかもしれない。

 1月まで補強禁止処分を受けていることで、新たな選手登録もままならない状況にある。先日には今夏の移籍市場で獲得したトルコ代表MFアルダ・トゥランを今季絶望の重傷を負ったブラジル代表MFラフィーニャに代えて登録するためのリクエストをFIFAに送ったと報じられたが、その返事は「NO」であったと伝えられた。

 ルイス・エンリケ監督にとっては、選手の新規登録が解禁するまでの3カ月間は選手のやりくりに頭を悩ませることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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