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「虚像が繰り返された」「成績表は凄惨」 8強敗退の韓国、母国メディアが監督批判
キ・ソンヨンに続きク・ジャチョルも代表引退を示唆
また韓国の一般紙「国民日報」は「日本は誤審や試合内容などで、様々な言われ方をしながらも、しっかりとベスト4まで進出した。ベトナムも自分たちのサッカーを見せつけた。彼らには結果だけでなく、自分たちのストーリーがあった。しかし、“ベント号”は違った。接戦のなかで得た成績表は凄惨だった」と、他国の試合内容を引き合いに出して比較した。
さらに「疲れている選手もいて、繰り返される攻撃のルートとパターンも同じだった」と指摘した。
それでもこのカタール戦の黒星は、ベント監督が就任してから初めての敗北だ。これをどのように評価すべきなのかは、韓国メディアでも見解が分かれている。1960年以来、59年ぶりのアジアカップ制覇を目指していた韓国だが、その目標は潰えた。
試合後、MFク・ジャチョル(アウクスブルク)が「代表引退を決めた」と語っており、負傷で大会を途中離脱したMFキ・ソンヨン(ニューカッスル)も代表引退を決めているという。世代交代の波が押し寄せるなか、ベント監督は今回の敗戦を教訓に新たなスタイルを構築することが急務となる。
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金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。