相模原に新加入の稲本、J3初挑戦への決意 「自分では伸びしろがあると思っている」
札幌退団が決まり、「カテゴリーは関係なくプレーすると決めていた」と相模原行き決断
J3のSC相模原は26日、相模原市内で2019シーズンの新体制発表を行った。クラブの顔だった元日本代表GK川口能活が昨季限りで現役を引退したなか、新たなチームリーダーとして期待されるのが新加入の元日本代表MF稲本潤一だ。ワールドカップ(W杯)出場3回、海外移籍も経験するなど酸いも甘いも知り尽くす39歳は、「自分では伸びしろがあると思っているので、チームとともに成長していきたい」と新天地での活躍を誓った。
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稲本はプロ22年目の昨季、2015年から加入した北海道コンサドーレ札幌でリーグ戦2試合の出場にとどまり、シーズン終了翌日に契約満了で退団が決定。現役続行を希望していたなか、1月23日に相模原への完全移籍加入が決まった。
オファーを受けた際、望月重良会長と直接会い、「ぜひ力を貸してほしい」と言われたという。今年9月に不惑を迎えるボランチは、「カテゴリーは関係なくプレーすると決めていた。プロである以上、求められるところでプレーしたいので」と決断の理由を語った。
2002年の日韓大会をはじめW杯出場3回、海外もイングランド、トルコ、ドイツ、フランスと渡り、名将アーセン・ベンゲル(当時)が率いるプレミアの名門アーセナルのユニフォームにも袖を通した稲本。Jリーグ通算264試合20得点、プレミアリーグ通算66試合4得点、ブンデスリーガ通算43試合0得点など、その実績と経験値は現役選手の中ではトップクラスだ。
相模原はチームの顔だった守護神・川口が昨季限りで引退。チーム合流2日目ながら稲本への期待も大きい。本人もそれは十分に自覚している。
「1年間、サッカーへの姿勢で若い選手への良い見本になっていけたら。J3で挑戦するのが初めてなので大変なこともあるだろうけど、チームメート全員と乗り越えていきたい。自分ではまだ伸びしろがあると思っているので、チームとともに成長していきたい」
プロ23年目、2019シーズンに復活を期す稲本のプレーから目が離せない。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)