“伝説のカンフーキック”に再脚光 伊メディア回想「1月25日はカントナを思い出す日」
1995年1月25日、観客へカンフーキックを見舞って最終的に8か月間の出場停止処分
イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、「サッカー界であの日に起こったことと言えば……」との特集を実施。そのなかで、「1月25日はカントナのカンフーキック記念日」と、サッカー界に衝撃の走った事件が振り返られている。
記事では、元フランス代表MFエリック・カントナが観客に飛び蹴りを見舞った光景がこのように振り返られた。
「1995年1月25日は、確かにエリック・カントナのことを思い出させる日付だ。24年前の午後、マンチェスター・ユナイテッドで当時のエースだったフランス人は、相手チーム、クリスタル・パレスのファンに対して、圧倒的な暴力行為を働いて主人公となった。カントナはレフェリーからのレッドカードを目にしてフィールドを去る準備をしていた時、クリスタル・パレスのファンから浴びせられた強烈な侮辱に反応した。そして、本物のカンフーキックで相手チームのファンを襲撃した」
今でも語り継がれる伝説のカンフーキックは、そのシルエットの美しさから北アイルランドのロックバンド「Ash」によって、CDのジャケット写真に使用されたことがあるほどだ。結局、カントナは謝罪を拒否して禁錮2年間の判決を受ける。これはのちに120日間の社会奉仕活動へと変更になったが、イングランドサッカー協会からは最終的に8カ月間の出場停止処分を受けた。
31歳の若さで現役を引退したカントナは、のちに「多くの楽しい時間を過ごしたが、どれか一つを選べと言われたら、それはフーリガンを蹴った時だ」という衝撃の発言も残した。そんな“カントナの一撃”は、サッカー界で1月25日に起こった伝説として語り継がれている。
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