ファン・ハール監督のパワハラ継続 元スペイン代表GK不在のまま集合写真を撮影

経験豊かな守護神の窮状

 さらに先日、英紙「デイリー・ミラー」はファン・ハール監督のさらなる鬼の仕打ちを紹介している。マンUのトップチームの練習中は、カーリントンの練習場への立ち入りを禁止。トップチームが練習場を離れた後のみ、トレーニングを許可されているという。
 ファン・ハール監督は2シーズン連続で200億円以上の大補強を敢行し、2年間で日本代表MF香川真司ら合計25選手を放出する一大リストラを敢行した。昨季はCL出場権の4位以内に入り、今季は現在リーグトップへ導いている。だが、経験豊かなベテランに対するあまりに容赦のない仕打ちには、スペイン地元紙がかつて「氷漬け継続」と報じた。
 スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督がベテランの窮状を見かねて、クラブで出場機会のないバルデスのメンタルケアのために代表招集を検討したことを公言するほどの状況となっていた。次々と表面化するバルデスに対する冷酷な仕打ちに、大きな波紋が広がっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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