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ファン・ハール監督のパワハラ継続 元スペイン代表GK不在のまま集合写真を撮影
ファンも驚く仕打ち
マンチェスター・ユナイテッドの元スペイン代表GKビクトル・バルデスは、ルイス・ファン・ハール監督からトップチームの練習参加中の施設立ち入り禁止など冷酷極まりない仕打ちを受けてきた。だが、またしても新たな屈辱にさらされている。チームは29日に公式ツイッターで2015-16シーズンの集合写真を公表。本拠地オールド・トラッフォードで真っ赤なスタンドを背に、ファン・ハール監督を中心としたトップチームの選手、スタッフが一枚の写真に収まった。だが、そこには渦中の男の姿がなかった。
撮影は、バルセロナ時代に3度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献した百戦錬磨の守護神バルデス不在のまま行われた。ダビド・デ・ヘアらGK3人が並ぶ中、唯一の不在に、ファンは「バルデスはいないの?」というメッセージを送るなど騒然としている。
昨季、故障で所属先のなかったバルデスはバルセロナ時代の恩師であるファン・ハール監督の招聘(しょうへい)で、1月にマンUに加入した。だが、オランダ人指揮官の哲学に反したという理由で今季開幕前に戦力外を告げられていた。
今季始動日には、マンUのカーリントンのクラブハウスに戻ると、トップチームのロッカールームに居場所はなかった。ユニホームなど、すべてU-21チームに移され、バルデス自身もファーストチームからの追放を言い渡された。トップチームとの食事も禁止され、昼食も一人。プレシーズンツアーにも参加できず、バレンシアなどの新天地を求めて移籍を模索。そして今夏の移籍市場閉幕直前にトルコ強豪ベシクタシュへの移籍寸前となったが、破談して急転残留となっていた。
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