日本のボール支配率「23.7%」から「68.2%」に上昇も… 拭い切れない“消化不良感”
あとパス1本、あと一呼吸が合えば―― グループリーグから露呈している日本の課題
前半24分、柴崎のクロスから冨安がゴール手前でヘディングシュートを放つも相手GKのビッグセーブに阻まれた。前半終了間際には柴崎が力強いドリブルで相手を振り切ってカウンターを発動し、堂安を経由したパスにMF南野拓実(ザルツブルク)が反応。絶妙な抜け出しでシュートを放ったが、これも相手GKに止められている。
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攻撃の形を作りながらも、“あと一歩”が続く。あとパス1本、あと一呼吸が合えば――。それはグループリーグから露呈している日本の課題だ。チーム一丸となり連動した守備は一定の強度を保ち、決勝トーナメントで2試合連続の完封勝利を飾っている。その一方で、攻撃は“消化不良感”が漂う。
ベトナム戦で決勝PK弾の堂安は「2試合連続でセットプレーでしか点を取れていないことに課題を感じています」と語り、吉田も「アタッキングサードの攻撃の崩しは課題」と言及するなど、修正点の認識は共通している。司令塔の柴崎は「自分たちなりのコンビネーションでチャンスを作った場面もあるのでプラスに捉えたい」と前を向いた。
ここまで日本は接戦が続いており、イラン戦でも苦戦が予想されるなか、攻撃面の改善をどこまで図れるか。決勝進出に向けて勝敗を分けるポイントになりそうだ。
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