消息を絶った愛弟子の捜索は打ち切りに ハリルホジッチ監督「今まで以上に団結しよう」
ナントからカーディフへの移籍決定後、サラの搭乗した飛行機は消息を絶つ
今冬にプレミアリーグ・カーディフへの移籍が決まったアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラは、搭乗していた飛行機が21日の夜に消息を絶ち、行方不明となっている。事故から3日が経過し、ついには捜索の打ち切りが発表された。サラの古巣であるフランス1部ナントも悲しみに暮れるなか、練習を行ったバヒド・ハリルホジッチ監督は練習場に集まったファンへ向けて「今まで以上に団結しよう」とスピーチを行った。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
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カーディフは、この冬の移籍市場でクラブ史上最高額となる1500万ポンド(約21億円)でサラを獲得した。今季のリーグ・アンで16試合12ゴールをマークしていたストライカーは、ナントからカーディフへ渡るために小型のチャーター機に乗り込んだが、現地時間21日夜にイギリス海峡のチャンネル諸島付近で、その機体は消息を絶った。イギリスとフランスの沿岸警備隊などが捜索を続けたものの、3日が経っても、その行方はいまだ不明のままで、捜索は打ち切られることが発表された。サラが生存している可能性も「限りなく低い」と言われている。
サラの古巣であるナントにも悲しみは広がっている。現地時間24日にナントはサラの飛行機が消息を絶って以来、初めてのチーム練習を行ったが、選手のなかには涙を流す者もいた。同紙はガーナ代表FWアブドゥル・マジード・ワリスを慰めるハリルホジッチ監督の姿を写真で公開している。
サラを見出した張本人でもあるハリルホジッチ監督は、練習場に駆けつけたファンに向けてスピーチを行った。
そこで、元日本代表の指揮官は「これは簡単なことではない。もしも今日、あなたたちが我々と一緒にいたいというのであれば、我々はこのまま練習を続ける。この辛い現実を乗り越えるため、今まで以上に団結しよう。ありがとう。ビバ・ナント」と語ったという。
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(FOOTBALL ZONE編集部)